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Miu
Shinoda
Artist statement
Superposition /重ね合わせ
2013年以降、日本とフランスを往復しながら表現を続けている。私は外国人であり移民であるという意識で生活し制作活動をしている。
日本にいた頃は、自身の内面と向き合い制作をしていたため〈人物〉を描くことが殆どであった。
移住後は無意識に〈花〉をモチーフに作品制作を始めた。次第に非リアルな記号的な花を描くようになった。
それは自分が他の者(autre/other)である意識下で、納得のいく感覚を手掛かりに色を重ね、この世界を理解したいと努める行為である。時に止まり、重なり、離散しながら私の意識はキャンバス上で色となり重なっていく。
民族や国、様々な思想や意識を完全に理解する事は容易ではないと思うが、自他の喜びと向き合うことがその一助となるだろう。認識や感情を重ね合わせ、喜びの瞬間を想像する。それらは花となって表れる。
2024年夏 〈個展 Superposition〉に際し
Miu Shinoda
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